井上輝雄先生との出会いは平成13年でした。蓑を作るのにたいへん苦労していた頃、幸運にも井上先生と出会うことができました。その後、保存会は先生の指導をいただきながら、獅子舞用の蓑を制作できるよう精進して参りました。まだまだ教えていただくことはたくさんあったのですが、平成29年7月九州北部豪雨災害が発生。朝倉市に甚大な被害をもたらした災害に巻き込まれ、尊い先生の生命が犠牲になりました。
 先生は、シュロやカヤなどの植物繊維が編める数少ない名人で、県の選定保存技術保持者として初認定されていました。蓑の仕上がりは格別でした。
現在も先生のご指導に恥じないよう、蓑作りに地域一丸となって、蓑作りに励んでいます。