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地域の天神さま

美奈宜神社御旅所のお膝元上畑天神社にて新嘗祭を奉仕致しました。ご祭神の天神様は雨を降らす雷を農耕の神様として古代より信仰されていました。雷は雨に田んぼと書きます。雷は字の由来の通り、雨を降らし、豊かな米作りができる象徴です。雷がもたらす自然の恵みを天神様として古来より信仰し、令和の現在でも変わらず感謝し続けているのです。
この地区は日本でもかなり早い段階で稲作を始めた、自然に恵まれた豊かな土地です。兼務神社として最も多い11社、天神様が祀られているのも当然とも言えます。自然は時に祟り神として災害をもたらすこともあります。しかしそれでも自然への感謝の気持ちを忘れない日本人の強みを新嘗祭の神事を通して確認することができます。