当社（林田）は大己貴命（大国様）、素戔嗚命（祇園様）、事代主命（恵比須様）の出雲の神様、荷原（にないばる）では天照大神、伊勢の女神様が祀られています。江戸時代までこの地区は下座郡（げざぐん・しもつあさくらのこほり）と呼ばれ、一番北と南にそれぞれ美奈宜神社が鎮座しています。同地区で日本の最も格式の高い伊勢と出雲の神を祀っている古来より神聖で特別な地区です。ぜひ両社ともお参りください。

社伝によれば西暦202年、神功皇后は三韓征伐から帰国後、船中で祈願した出雲三神をお祀りするため白鷺をお放ちになり、下りた場所にお社を建てられました。神功皇后は出雲族とも言われ、出雲政権復活のために戦ったとも言われています。古事記では出雲から今の皇室に日本の統治を譲ったと記されています。この地区は日本建国以前から出雲の影響を受けていたとも言えるでしょう。

特に決まりではありませんが、裏手の白峯神社をお参りした後、美奈宜神社をお参りすることをお勧めしています。まず白峯神社で悪縁を切っていただき、主祭神の縁結びの御利益をお受けください。

はい。予約制となりますので、お電話もしくはお問い合わせフォームにてご連絡ください。空きがあれば、当日お受けできる場合もありますので、ご連絡いただけると有り難いです。

林田交差点を西に入ると表参道の脇に駐車場がございます。杷木の林田交差点ではありませんので、ご注意ください。大きいお車の場合、北側の蜷城郵便局前が停めやすくなっています。

西鉄の甘木駅もしくは甘木鉄道の甘木駅が最寄りの駅です。甘木鉄道甘木駅から甘木観光バスの田主丸行きにご乗車いただき、「林田」で降りてください。そこから徒歩１分です。
時刻表などはこちらから
甘木観光バスサイト

美奈宜神社オンライン授与所をご利用ください。２４時間ご購入が可能です。
オンライン授与所

表参道の鳥居を抜けた向かい側に長野商店がございます。ジュースやアイス、駄菓子など取り揃えています。蜷城地区の子供たちの憩いの場ともなっていますので、ぜひお立ち寄りください。

「ひなしろ」と読みます。由来は美奈宜神社の縁起に関わります。古代、皇命に従わない羽白熊鷲（はじろくまわし）から救うため、神功皇后は、潮干玉を使って川の水をからにし、川蜷に頼んで一晩のうちに城を作り、今度は潮満玉を使って、一度に水を入れ水攻めにして滅ぼしました。川蜷が守ってくれたこの地区をニナシロと呼び、だんだんなまって、ヒナシロという地名になったといわれます。また蜷城（になぎ）を美奈宜（みなぎ）とあて、美奈宜神社と呼ばれたと伝わります。1300年初頭の宗像大社縁起でも同様のことが記されています。

この辺りでは秋に収穫を感謝して奉納される祭のことを「おくんち」と呼んでいます。北部九州で呼ばれることが多いようです。